第9回 ペーパーワールドアワード2011
審査結果
■大賞 該当作品なし。
■プロダクト部門賞
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紙で作る山岳立体模型「やまつみ」
渡辺 啓広 様
有限会社キューアールシー
レーザーカットされている厚紙を1枚ずつ貼り重ねていくとリアリティのある
山岳立体模型が作れるペーパークラフトのキットです。
長年印刷業界に携わり、2005年、有限会社キューアールシーを設立。
以来、パンフレットや広報誌のデザイン・組版を手がける中で、紙を材料に
した山の立体地図模型を作れないかと考え始める。
北海道にある日本百名山の一つ、トムラウシ山で2009年7月に8人が
亡くなった遭難事故をきっかけに、登山をする人の役に立つ商品を目指して
企画を本格化。
2012年から札幌市に本社を置く登山用品店「秀岳荘」にて
【紙で作る山岳立体模型キット“やまつみ” 】の販売を開始する。
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Leaf
田邉 雄一 様
多摩美術大学 フリーランスデザイナー
自然にある植物の形状からそれぞれのR曲線を切り取り、
組み合わせることでハガキからパーテーション、タペス
トリーなどへ利用できます。
【プロフィール】
印刷会社・デザイン事務所でグラフィックやWEBデザインに携わり
2006年からフリーランスとして活動しています。
また、フリーランスとしての仕事の他、夜間、多摩美術大学で学生
としてプロダクトデザインを専攻しています。
「様々な角度からのものの見方」「ものの本質を見抜く力」を磨い
ていきたいと考えたおります。
【コメント】
この度は、プロダクト賞に選出いただきまして大変光栄に思います。
試作・実験を繰り返し、紙を通じて人を繋げる。
また、自然を感じることのできる作品に仕上がったと感じております。
できるだけ多くの方にこの作品を見ていただき、触っていたき、感
じていただくことができれば考えております。
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パンタパネル
中川 滋夫 様
自営業
一枚のダンボール材に所定のスリットと折り曲げ線を形成することで全体が
リンク構造となり、上記の伸縮門扉のように均等に伸縮する蛇腹平面を形成します。
町の発明家でしたが、2001年より、オリジナルのアイデアの開発、提案、
製作、
販売をはじめる。
蛇腹状の立体造形品が得意で、カタチに機能を込めることを旨とし、E段を
素材とし
たアイデアグッズの製作を数多く手がける。
2004年 紙ベースCDケース「Shellpo」グッドデザインひょうご 部門
大賞受賞
2006年 Big tomorrow 誌 発明コーナー執筆
2007年 ジャバラ型ペーパーラック「JAVARACK」が ダンボールデザイ
ンアイデアコンテスト大賞受賞
2008年 国内最大手の記録ディスクメーカーに「Shellpo」の技術移転
2009年 書類ケース「立つファイル」が ダンボールデザインアイデアコンテス
トプロダクト部門賞受賞
2011年 東京デザインマーケット選定商品「テニスボールパック」
試行錯誤が容易な紙という素材を土俵に、意味あるカタチを生み出す活動を
続けています。
ホームページ http://conaris.web.fc2.com/
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Piccolo
片山 菜都子 様
川崎医療福祉大学 大学院
ダンボールの良さは、手に入れやすい、丈夫、加工のしやすさ、
ナチュラルイメージなどにあると思います。親しみのある、作る
楽しさを生かしたアイテムです。
岡山県岡山市生まれ
川崎医療福祉大学 大学院
医療福祉デザイン学専攻
主に、プロダクトデザインを学ぶ。
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フラワーベースカバー/CD用ギフトボックス/
ティッシュボックス/花器1.2
松田 睦実 様
建築士
ダンボールは、面、断面とも良く見るときれいです。
花を挿していないときも楽しめるように。風呂敷をイメージしてCD用ギフト
ボックスやきれいで安価なティッシュボックスを考えました。
松田睦美(まつだむつみ)
一級建築士
1965年 長野県生まれ
1986年 中央工学校建築設計科卒業
現在建築設計業務に携わる。
著書に『TOKYO DESIGN』(文芸社)
また、フランス人DJ Alexとのコラボレーション
によるMix CD『DEEP ATMOSHERE』
-the journey continues-をフラワーレコーズ
よりリリース。(ジャケット写真提供)
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■アート部門賞
SPACE WRECK-7M
森 裕貴 様
HIROKI工房
人類は宇宙に活路を見出す時になっても資源や領土争いを続け、
その結果闘争や破壊、資源の争奪を繰り返し続けるでしょう。
1940 京都市生まれ
1960 桑沢デザイン研究所入学
1963 東京総合写真専門学校入学
1969 個展「京都」ニコンサロン・日本写真協会新人賞受賞
写真集「京都」ニコンサロンブックス NO1
1983 写真集「新京都案内」杉本秀太郎 共著岩波書店出版
1970〜1995 個展「棲息」「京都」「グラフィクス」他多数
1997 東京綜合写真専門学校校長就任
2002 山梨なかとみ現代工芸美術館「紙の造形展「UNITE」招待出品
2006 19回美濃和紙の里・ア-ト部門「SPACE WRECK」大賞受賞
2007 個展「SPACE WRECK」7月東京銀座伊東屋
2007 個展「SPACE WRECK」11月東京 六本木ク-ルトレイン
2008 76回日本版画協会展★「SRACE WRECK」入選
2008 4回山本鼎版画大賞トリエンナ-レ「SRACE WRECK」入選
2009 77回日本版画協会展★「SRACE WRECK」入選
2009 六花フアィル参加
2009 富士市紙のア-トフェスティバル「BACE-1」入選
2010 78回日本版画協会展★「SPACE WRECK」入選
2010 練馬美術館 区民ギャラリ-モリミタ二人展 ★「BASE-2」
2010 麹町ドリヤインタ-ナショナル BASE-3出品
2010 3331千代田★「BASE-4「SRACE WRECK」出品
2011 東京純豆腐 青山店★「SRACE WRECK-W」展示
2011 SICF12 東京青山スパイラル「BASE-5」出品
2011 79回日本版画協会・版画展「SPACE WRECK」入選
2011 3331千代田・ポコラ-ト全国公募展「SPACE WRECK-11C」
2011 ペ-パ-ワ-ルドアワ-ド2011 ア-ト賞「SPACE WRECK」
2012 バレンタイン現代美術展2012
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■学生賞
Crystal Cube
蒲田 勇樹 様
東京藝術大学美術学部
見た目が美しいことを優先したイスをテーマに
鉱物の結晶が持つ、格子結晶構造をモチーフに
透明感と堅牢さを表現しました。
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紙雛 kamihina
井上 実咲 様
多摩美術大学
誰でも簡単に作ることが出来る紙のひな人形セットです。
折り目から出来る曲線のシルエットが可愛いひな人形です。
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審査講評
総評として、昨年に比べ、作品点数は多く160点を超える応募をいただきました。
内容的に面白いものが多くなったものの残念ながら大賞に該当する作品はありませんでした。
しかし、プロダクトデザインでは、優劣つけがたい作品がいくつかあり、プロダクト賞を5本に増やしました。
例年は、机やイス、照明といったものが多くみらますが今年は少なく、いろいろな種類の作品が多くて良かったと思います。
またアート作品もユニークなものがたくさん見られ、プロの作品と思われるものからギミックを使った動きのあるモノまで幅広く
出品がありました。
応募総数162点、内締め切り後の応募(選考外)1点
プロダクト賞の「やまつみ」は、コンタ積みの山の模型を板紙で製作したものでレーザー加工ならではの作品です。
大変ち密な作業で根気を要し、出来あがった作品は一定の美しさを放っています。
プロダクト賞の「Leaf」は、簡単な形状で葉を繋げていけるところに特徴があり、素材を変えることで楽しみ方や利用方法に
バリエーションが生まれるところに評価が集まりました。
プロダクト賞の「パンタパネル」は、縮尺模型ですが面白いということで入賞となりました。
今後は、実際に使用する大きさのもので試作をしてみたいと思います。
プロダクト賞の「piccolo」は、箱の中にかわいいパーツが並んだ作品で審査員の中でも女性の支持がありました。
プロダクト賞の松田睦実さんは、「フラワーベースカバー」「CD用ギフトボックス」「ティッシュボックス」
「花器01(一輪挿し)」「花器02(一輪挿し)」の5作品を出品され、片段ボールを用いた一連の作品において、中芯の浪模様を美しく
見せているところが評価されました。
アート賞の「SPACE ARECK-7M」は、和紙で様々なモノの型どりを行い再構成したもので、とても洗練されており、写真での出品
でしたが審査員一同、アート賞に推すこととなりました。
学生賞の「Crystal Cube」は、ち密な設計のもとに作りだされたフォルムは、存在感と清潔感を感じさせるものでした。
同じく学生賞の「kamihina kit」は、すでに商品として販売されているではないかと思わせるほどの完成度の高さでした。
来年は、10回目を迎えることとなり、より大きなコンテストとして海外からの出品も呼び掛けていくつもりです。
2011年 審査風景
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